今、世界中で「金融×IT」を事業領域とするFinTech業界が盛り上がりを見せています。
Pele自身も家計簿アプリMoneyForwardや全自動のクラウド会計ソフトfreeeは使った事がありますが、正直めちゃくちゃ便利で今後の可能性を感じずにはいられません。
今回はIVSのLaunch Padにも登壇した、FinTechに新しい風を吹き込む株式会社ZUUについて見てみたいと思います。
メディアポートフォリオがすごい
ZUUの事業内容を見ると、下記3事業が書いてあります。
-インターネットを通じた資産アドバイザー支援事業
-エグゼクティブ向け金融経済ポータルメディア運営
-エグゼクティブ層と資産アドバイザーのプラットフォーム運営
その中でも、ZUUが運用しているメディアは主にZUU online(日本語版)とZUU online(英語版)を始め、金融系のメディア約10サイトほどになりますが、ZUU onlineは既に月間UU250万、PV1,000万とかなり大きいメディアになっています。
これは、何を意味するかというと間違いなくマネタイズでしょう。
単純なアフィリエイト収入に加え、お客さんの証券口座開設一件あたり支払われる報酬、送客数が日本トップ10に入るという事ですから圧巻です。
また、業界特有の報酬の高さも手伝い、俗に言うかなりのチャリンチャリンビジネスになっている事が予想できます。
どうやって10サイトも運営しているのか
運営者にとってこれは非常に悩ましい問題でもありますし、ましてや金融になると記事を書ける人も非常に限定されるわけです。
そこでZUUが取り入れているのが、「資産アドバイザー」という制度でコミュニティを作る事。
要は、そのコミュニティに金融に強い人を集めてその人達に記事を書いてもらうシステムを作り、そして記事何件あたりいくらという契約にしているのではないかという事です。
下記のCEOの言葉を見てもわかる通り、アドバイザー側のシステムもしっかりありますね、見てみたい!!
我々は BとCをつなぐビジネスを目指しているわけですが、そのために、アドバイザー(B側)を束ねられるシステムを作り、他方、ユーザ(C側)を集めるためにメディアを10サイト立ち上げました。ユーザをつかんで放さないための仕組みを作っていきます。(冨田氏)
iモード生みの親である夏野さんも参画!世界一シンプルな資産運用を
今回のLaunch PadでプレゼンされたZUU Signalsは、投資活動をサポートするキュレーションツールになります。
証券口座の新規口座開設の50%以上が30〜40代だそうで、70%は資産運用未経験、その中の30%は「難しそう」「よくわからない」という理由で離脱しているそうです。
そこで、信号機に見立てその投資が適正かどうか「赤or青or黄」のカラーで、独自のアルゴリズムに基づいて教えてくれます。
情報をシンプルにする事によってより投資活動を身近にしましょうというコンセプトですが、非常に面白いですよね。
このツールに頼りっきりになるのはよくないと思いますが、投資判断をサポートするツールとして使ってみるのはありかもしれませんね。
いずれにせよZUUも含め、白熱しているFinTech業界から今後も目が離せませんね!
Thank you for reading:)
See you next time!