給料が上がらないと嘆く前にまずは資本主義のルールを知ろう【サラリーマンの悩み】

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「全力で働いているのになかなか給料が上がらない」

「給料が上がらないから普段の生活が苦しい」

そうやって感じられている人も多いのではないでしょうか。

そんな悩ましい問題を解決するために手っ取り早い方法は、資本主義のルールを理解するということです。

ランダムで複雑な世の中と思うかもしれませんが、もう既にルールは存在します。

給料が上がらない資本主義のルール

給料が決まる仕組みと利益の源泉

私たちの給料というのはどうやったら生み出されるのでしょうか。

非常に単純ですが、商品をつくってお客さんに購入してもらうことによって

やっと私たちの給料が生み出されます。

売上=商品(原価)+付加価値(利益)

上記が売上の公式ですが

商品(原価)は、原材料・労働力・機械という3つの要素で成り立っています。

この労働力の部分が私たちの給料になっているわけですね。

これはあくまで経費であって、簡単にいうと給料とは労働者が明日も仕事をするために「必要なコスト」ということになります。

例えば食事や休息といったメンテナンスの時間も必要でしょうし、ストレス発散のための娯楽費や衣服代なんかもありますね。

こういったもの全てが必要経費として給料という形で支払われています。

また、付加価値(利益)は売上と商品(原価)の差になるわけですが、

付加価値ってイメージからすると高い技術力や商品のユニークさなどと考えてしまいがちですが、

結局のところ原材料・労働力・機械のどれかを変化させるしかありません。

150年前に提唱されたマルクス「資本論」は、この3つを不変資本と可変資本という分類にしています。

不変資本・・・原材料と機械

可変資本・・・労働力

つまり、付加価値は可変資本である労働力を最大化することなんですね。

要は、いっぱい労働時間や労働効率を上げることで利益=付加価値を出していくので、

利労働者が「仕事が忙し過ぎる」とか「仕事が辛い」とか感じているのは資本主義がそういうルールになっているからしょうがないことなんですね。

資本主義の成熟

18世紀の産業革命で誕生したとされる資本主義は成熟期を迎えています。

どのようなサイクルになっているのか、

下記は簡素化した流れになりますが、今の日本が直面している状況と近しいですね。

自由競争が進めば進むほど、世の中に良い商品が溢れる(モノ余り)

商品が安く手に入るようになる

仕事は分業(単純化)され、複雑な知識は不要になる

重労働は機械化されるので労働者の給料が安くなり、生活が苦しくなる

資本主義経済では激しい自由競争で利益率が下がっていくため、必然的に不景気を迎えます。

なぜなら給料が安くなって各家庭が消費にまわす余裕がなくなるからですね。

ただ、不景気は一概に悪いわけでなく、モノ余りの時代に企業の淘汰が進んで供給量を調整してお客さんから支持されて良い商品がより残りやすくなるメリットもあります。

年収1,000万円でも自由はない

上記でも述べましたが、資本主義にはルールがあります。

年収1,000万円でも自由がないと嘆くのはゲームのルールを知らないからです。

給料は必要経費方式で決まっているので、年収1,000万円ということはそれだけのストレスや責任を負っているから手当てされているからであり、

またエネルギーを補給して働いてもらうために必要な経費が支払われているということです。

日本では年功序列の給与体系と言われていますが、これは仕事のパフォーマンスに応じてというよりは、

年齢が上がることによって養う家族や必要な支出が増えていくからその必要経費分が支払われているということになります。

労働者が生きていくために必要なコストというルールが変わらない限りは給料が大幅に増えていくことはありませんし、ただ単にサラリーマンをやっているうちはいつまで経っても豊かになれない仕組みになっています。

給料が上がらないデススパイラルから抜け出す方法

他にお金を稼ぐ手段がないから、人は労働者になり、企業に隷属するしかなくなります。

ブラック企業やパワハラを受けても辞められず搾取されてしまうのは、辞めることができないからということになります。

では、そういった状況を脱するためにどうすればいいのかについて見ていきたいと思います。

変化に慣れる

結婚するか家を買ったら転勤。

という言葉があります。

これは、身が固まると安易にリスクを取れなくなるから辞令を出しても辞めないだろという会社側の考えからくるものです。

新しいプロジェクトに手を挙げてみるとか積極的に社外の人と関わりをもつように心掛けるとか、普段から変化に慣れるということがいざとなった時の最大の防御になるというわけですね。

汎用的なスキルと自分のウリを磨く

会社に与えられた仕事だけやっていると、

身につけたスキルはその会社でしか役に立たないという事態になります。

汎用的なスキル×自分のウリ

の取得にフォーカスすることで、いつでも会社と対等な立場で交渉力をもつことができます。

上記のフレームワークは転職等でも必ず確認される部分なので、

今のうちから意識してスキルを磨き上げることでかなり有利になります。

この部分についてはまた改めて書きますね。

資産となるような副業をする

資産となるような副業とは、持っているとお金を運んできてくれるような仕組みを指します。

例えば、株式投資や不動産投資、今ならアフィリエイトなどの広告費で稼ぐのも良いでしょう。

収入源が複数あるだけで精神的な余裕にもなりますし、給料が上がらないというジレンマから抜け出すこともできるようになります。

この部分についてもまた改めて書くようにしますね。

それでは。

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