30代共働き夫婦の日々

30代前半共働き夫婦が資本主義の荒波に揉まれながらも貯蓄・投資を駆使して経済的自由を目指す日々を記録

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存続の危機から日本一の温泉街に変貌を遂げた黒川温泉から学ぶ生き残りの戦略

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日本では今インバウンド分野が非常に注目を浴び、中でも温泉や地域アクティビティなど日本特有の文化については盛り上がってますよね。

でもそれと同時に、地方財政のひっ迫から民間金融は施設への融資を断り、立ち行かなった施設を外国資本が安く買い叩くようなことも起こっています。

まさしくChange or Dieの時代ですよね。そんな中、一時期瀕死の危機にあった熊本県安蘇郡にある黒川温泉は地域全体で一致団結し、日本一を争う温泉街に返り咲いたことで一躍有名になりました。

黒川温泉とは?

熊本・別府市街から1時間半ほどの場所に位置する黒川温泉街は、30軒ほどの温泉旅館が集まった地域です。山間部であり、交通の便があまり良くないことやお隣の大分県には由布院温泉があることから一時期存続が危ぶまれる状況になりましたが、今や国内のみならず海外からも訪れる日本有数の温泉街になっています。

黒川温泉で特徴的な取り組みと言えば入湯手形ですよね。これは通常一つの温泉に入ろうとすると500円必要ですが、1,200円の入湯手形を買えば、3つの温泉に入れてお得というものです。こういったユニークな取り組みもあり、優良な個人客が多いことでも知られています。

部分最適ではなく、全体最適での取り組み

一般的に同業者が集積している地域って、我先にと目立つような看板を出したり、価格優勢を保つ為にキャンペーンを実施したりしますよね。それって街の統一感がなくなったり、魅力を損ねてしまう可能性があって、本末転倒になりかねないんですよね。そこで黒川温泉では「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」と捉え、入湯手形のような全体最適での取り組みに舵を切ったっていうことです。

黒川温泉では、7つの部会を作ってみんなで運営しています(企画・広報部、環境・景観部、研修・サービス部、プロジェクトマネージメント部、事務所・総務部、女将の会、青年部)。

例えば、景観部だったら道路標識や自動販売機の色から森林の管理までお客さんにワクワク感を損ねないよう、細心の注意が払われています。これらは部分最適ではできない、全体最適のメリットと言えますよね。

インバウンド事業にも積極的に取り組む

また、最近ではインバウンドにも力を入れ始め、Kurokawa Onsenという海外向けのサイトもリリースしています。そんな努力もあり、世界最大の旅行サイトTripadvisor内では海外観光客から“Amazing place”や“Fantastic experience!”など非常に高い評価を得るようになっているんです。

どの組織でもそうですが、やはり一度どん底を経験してV字回復を果たす組織って違いますよね。Change or Dieという言葉が非常に胸に沁みますし、日本のサブカルチャーでももちろんいいのですが、やっぱりこういった日本の良き伝統も知ってもらえるような取り組みをPele自身もしていきたいと感じた次第です。

それでは、今日はここまで!


Thank you for reading:)
See you next time!

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