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グローバル人材とは結局何なのか

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最近色んなところでグローバル人材という言葉を耳にしますが、果たしてそれは何なのか?

言葉ばかりが先行し、実際のところピンとくる考えに出会える機会はありません。
それを探そうとしている事自体がナンセンスというお声もありますが...

今回は、ジャーナリスト池上さんと日経ビジネス編集長山川さんの対談で事例を交えながらグローバル人材についてのお話をされていて、これが結構面白かったのでご紹介します。

グローバル人材である一つの要素は、「視点の違い」である事。

洗濯機で野菜を洗っている事を知ったらどうするか

中国の地方(内陸)の方に行くと、よく洗濯機が故障するという現象があり、中国の大手家電メーカーであるハイアールがその原因を調査しました。
すると、何と実は洗濯機で「野菜を洗っていた」という事が発覚しました。

そしてその事が判明した後、ハイアールは野菜も洗える頑丈な洗濯機を開発・販売し、瞬く間に人気商品になったとの事。

おそらく日本の感覚だと、「洗濯機は野菜を洗うものではありません」と注意書きを付け加えるのではないでしょうか?

 火や電気を使ってはいけない習慣にどう対応するか

イスラエルでのお話ですが、ユダヤ教の方々は金曜日没から土曜日没まで安息日と決められており、一切働いてはいけない、火や電気も使ってはいけない、という慣習があります。

その為、その間は家事などもしなくて済むよう事前にご飯を作り置きして冷蔵庫に保存しておいて、生活します。
ただ、そこには問題があって、冷蔵庫を開けた瞬間に冷蔵庫内の電気がつきますよね?

これは慣習に反するというという事で、そこで非常に重宝されているのが「ユダヤ教徒の為の冷蔵庫」です。
これ何かと言うと、金曜日没から土曜日没まで冷蔵庫を開けても電気がつかないタイマー機能付きの冷蔵庫なのです。
そして、ふと冷蔵庫のメーカーを見ると「SAMSUNG」と書いてありました。

これもおそらく日本だと、大半の会社が不思議な慣習だなという見方をしてそのままにするのではないでしょうか?

アフリカで爆発的に売れている携帯とは

今や世界中の方々が使っている携帯電話のほとんどが多機能なスマホ。
しかし、実際詳細に見てみるとアフリカでは少し違った携帯電話が爆発的に売れているそうです。

それは、電話と懐中電灯機能のみの携帯電話。
何故メールなど他の機能がないかと言うと、地域によっては読み書きできない方々がいらっしゃり、その方々にとってそれらは重要性が低く、それよりむしろ重要なのは、ライフラインとしての機能を果たす夜に明かりを灯せる懐中電灯であったという事。

ちなみに、電気が通っていない地域では、充電屋さんという商売が存在し、週に1回ほど、人々はそこで充電するそうです。
こういった例を見てもいかにその地域や慣習を理解するのが大事かという事が身に染みてわかります。

以上、例を見てきましたがよくよく考えてみると、日本のおもてなしやジャパンクオリティという言葉は独り歩きしがちで、端から見ると均質国家がゆえの融通が利かない一方的なものになっている可能性もあるのではないかと思っています。

Peleも固定概念に捉われないよう、断片的な視点にならないよう、物事を考えていきたいと思った次第です。

Thank you for reading:)
See you next time!







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