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AKB48の海外展開に学ぶローカライズ戦略とは

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今や飛ぶ鳥を落とす勢いのAKB48、私は最近まで興味を持って観る機会がありませんでした。
それが、あるキッカケでより身近に感じるようになりました。

それは、中国・上海に駐在中の友人に旅行で会いに行った時の事。
友達がAKB48の姉妹グループ「SNH48」の公演に連れて行ってくれたのです。

こ、これはすごい・・・

SNH48の劇場は上海の最大の観光地でもある外灘(ワイタン)からもタクシーで行ける距離にあります。

劇場前に到着すると多くの現地の方々が公演を今か今かと待っており、所々で掛け声の声が聞こえてきて熱気を感じます。

実際の公演を観た感想としては、「行って良かった!」という事だったのですが、何が良かったのか改めて考えてみると下記かなと、

-初心者でもノリやすい曲が多い
-メンバーと観客の距離感が近い(最後にメンバーとハイタッチできる)
-コンテンツ化されていて一連の流れができている(観客からの質問コーナーやメンバーの誕生日お祝いなど)

また、その後それまでAKB48の戦略について何も知らなかった私は衝撃を受ける事になります。

それは、友人からの「日本に帰国してからもyoutubeで観れるよ」との言葉で実際に日本で観ようとした時の事。(こちらの動画。)

その際、ちょうどAKB48の動画も出てきて、何と同じ曲が!!!(RESET洗濯物たちetc...)
実はAKB48の曲を言語変えて、そのまま現地のグループが歌っていたという事が分かりました。

その後、AKB48についてちょっと調べてみたらすごく面白い戦略ではないかと。

今一度、AKB48の概要とは

●概要
2005年に秋元康がプロデュースした女性アイドルグループ(コンセプトは「会いに行けるアイドル」)。
メンバーが多い事もあり、他のアーティストとは異なる点が多々あります。
例えば、各グループとも「劇場」という自分たちのフィールドを持っていて、基本的にはほぼ毎日メンバーが交代しながら劇場で公演を行います。

グループ内では、「正規メンバー」と「研究生」という階級に分かれており、正規メンバーは原則的に「チームA」「チームK」「チームB」「チーム4」「チーム8」のどれかに所属する事になり、公演を行う事になります。
チーム内にはキャプテンがおり、メンバー構成などは「ドラフト会議」で劇場支配人と協議し、決める事ができます。

また、グループ内でファンからの人気順位を争奪する「総選挙」が実施されたり、姉妹グループ間での「移籍」があったり、新メンバーは「セレクション」で募ったり、メンバーと握手ができる「握手会」があったりと、AKB48の人気の秘密はこういったバラエティ豊かなコンテンツにあると言えます。

●姉妹グループ
-AKB48(東京・秋葉原)
-SKE48(名古屋・栄)
-NMB48(大阪・なんば)
-HTK48(福岡・博多)
-JKT48(インドネシア・ジャカルタ)
-TPE48(台湾・台北)
-SNH48(中国・上海)

全ては「会いに行けるアイドル」というコンセプトに集約されています。
これは、ビジネスの世界でも非常に重要で、企業はどんな存在で、何を目指しているのか、またどういった行動指針なのかといった根幹の部分になります。

AKB48はコンセプトを体現するように様々なコンテンツを企画し、またそれをパッケージ化すると共に、各地域でローカライズさせるべく親しみやすい現地のアイドルを採用しています。

K-POPが成功した要因も実はここにあった

実はK-POPの海外戦略にも似たような事が言えます。
最近、日本でもK-POPブームと呼ばれるぐらい様々なK-POPアーティスト(東方神起、KARA、BIGBANG、少女時代etc...)が日本で活躍していますが、その要因は、歌の上手さに加えて、曲のテンポやキャッチーなダンスの採用、また海外展開を見越したアーティストへの言語教育にあります。

韓国のプロデューサーはデビュー時から各アーティストに合わせてどの国でどうやって活躍させるかというロードマップを綿密に計画するといいます。

というのも、韓国は日本の半分の人口でマーケット自体が小さく、市場を広げるには必然的に世界に打って出るしかない状況にあり、最初から世界を意識した戦略的な思考で事業を行っています。
これはSAMSUNGやLG見ても同じ事が言えますよね。

そういった点から考えても、AKB48は日本から世界に展開していく非常に重要なケーススタディになると思います。
昨今、ビジネスの世界でも日本から世界へ事業展開する企業が増えてきましたが、更に発展する事を願っていますし、私もそういったチャレンジングな人間でありたいと思います。

AKB48の今後の活躍に期待しましょう!

Thank you for reading:)
See you next time!







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