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登録ユーザー5億人?!元LINEのCEO森川亮さんが実践する「シンプルに考える」とは

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今や登録ユーザ5億人を超えると言われるコミュニケーションアプリ「LINE」は、シンプルで使いやすいアプリ設計はもちろん、ユニークな企業文化を持つ企業としても有名になっています。

その企業文化を作り出したのが元LINEのCEOでもあり、現「C CHANNEL」創業者でもある森川亮さんです。今回は、そんな森川さんが出版された「シンプルに考える」がすごく面白かったので、ピックアップして見ていきたいと思います。

 ビジネスのシンプルな本質とは?

どんなことでもいい。人々が求めているものを与える事ができる人は、どんな時代になっても生きていく事ができる。それがビジネスのたったひとつの法則だと思うのです。大切なのは、人々が本当に求めているものを感じ取る能力と、それを具体的なカタチにする技術を磨き続けること。そして、人々が求めているものが変化した時には、それをいち早く察知して新しいものを差し出すこと。そこにひたすら集中すること以外に、不安から離れる方法があるとは思えません。

すごく大事なことですよね、こだわりに固執しすぎず変化しながら時代に適応していくということ。実は、LINEの前身でもあるハン・ゲームジャパン株式会社は当時PCゲームで日本ナンバーワンのシェアを持っていました。

しかし、時代が変わり、フィーチャーフォンが普及し始めた頃、PCに固執しすぎるあまりGREEやDeNAといった新興企業にあっという間にシェアを奪われてしまいます。その教訓も踏まえ、スマートフォンが普及し始めた頃には真っ先に開発に取り組み、シェアを奪還したという過去があります。

「ビジョン」はいらない

「ビジョン」とは何か?経営理念に基いて、企業の目指す姿を中長期設計のような「目に見える形」で示すこと。つまり、「未来を示す」ということです。それが、まるで経営の責務であるかのように語られています。誰にも「未来」のことはわかりません。だから、わからないものを明文化するのは難しいと思うのです。とりわけ、現代は変化の激しい時代。「わからないこと」をさもわかったように語ることのほうが、よほど無責任ではないでしょうか。

これは面白いですよね、確かに未来なんて誰にもわかりませんし、インターネットの普及で変化のスピードは速くなっている。その中で、明文化したビジョンが逆に足枷になって、変化に対応できなくなる恐れだってありますからね。

シンプルでなければ「戦略」ではない

LINEの戦略はシンプルで「どこよりも速く、最高のクオリティのプロダクトを出す」です。例えば、レストラン経営をしていてキッチンで働いているシェフに、様々な経営指標や分析結果を伝えることよりもシンプルに「とにかくおいしい料理を作ってほしい」と伝える方がよっぽど説得力があるのです。これは企業経営でも同じで、現場には余計な情報を伝えて混乱を招くよりも「おいしい料理」=「いいもの」をつくることだけに集中してもらえばいい。

シンプルに何を伝えるべきか考えるって実は大きな組織になればなるほど大事ですよね、様々な人が働いているわけですし。また、LINEの場合はちゃんと興味を持った社員に対しては、社内で自由に閲覧できる資料置き場があるみたいですし、

「ルール」はいらない

インターネット業界ではスピードが命です。スピードを上げるにはどうすればいいか?簡単です。余計なことをやめればいい。すべてをシンプルにすればいいのです。ムダな会議、ムダな申請書、時間のかかる決裁、上司への日次報告...「本当に必要なのか?」という視点で検証すれば、いくらでも余計なルールは見つかります。

これは非常にいいですね。確かに上司を説得する為の資料を用意して、ダメ出しを受け続けて結局何も進まなかったという話はよく聞きます。特に典型的な大企業であれば、斬新なものであればあるほど頭の固い上司から拒絶される傾向にありますし、無駄に管理したがりますから、それがなくなるだけでもだいぶ効率上がりそうですよね。

「差別化」は狙わない

これはインターネット・ビジネスの歴史が教えてくれます。かつてYahoo!や楽天などのポータルサイトが成功を収めた頃、それと似たサービスで後追いをする企業は続々と現れました。しかし、それらのサービスはバブル崩壊とともに消えてなくなりました。なぜか?差別化を狙ってさらに多くのサービスや機能を付け加えて、結果的に使いづらいものになってしまった。しかし、GoogleやFacebookを見てみるとわかります。先行者の価値のある部分にフォーカスして、その価値のみをシンプルに掘り下げていったのです。そして、アルゴリズムを開発することによって、その価値を極限まで磨き上げ、結果的に彼らは圧倒的な差別化を手に入れたのです。

面白い視点ですよね、ライバルのことを考えているうちにどんどん本質から逸れ、本来は使ってもらうユーザありきなのに、ライバルとの優位性ばかりにフォーカスしてしまう。ある企業ではベンチマーク企業が新しい機能を出せばすぐ委員会が集まってその同じ機能を検討し出すという話も聞いたことがあります。

以上、いかがだったでしょうか?
森川さんが何故こういった考えを持てるかというとやはり、環境の違う大企業やベンチャーなどで地位や名誉に固執せず自らが汗をかいて働かれていた経験があるからではないでしょうか。その為、言葉にも説得感がありますし、すごく腹落ちしますよね。

是非、ご興味ある方は本も読んでみて下さいね。
それでは、今日はここまで!



Thank you for reading:)
See you next time!







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